SEED STOCK MAGAZINE

観葉植物に使用する土壌水分計の使い方や選び方

観葉植物を美しく育てるためには、その植物や時期にあった適切な量の水やりが欠かせません。

しかし、気づかないうちに水をやりすぎてしまったり、逆に水やりが少なかったりして植物を枯らしてしまうことも。

そこで役立つのが土壌水分計です。土壌水分計を使うことで、土の水分状態を正確に把握でき、水やりのベストタイミングや量がわかります。

本記事ではそんな土壌水分計の買い方やメリット・デメリット、自分にあった土壌水分計の選び方までまとめて解説します。

すでに観葉植物を育てている人はもちろん、これから育ててみたいと考えている人もぜひ最後までチェックしてみてください。

観葉植物の水やりは土壌水分計で管理を楽に

観葉植物を枯らしてしまう原因のひとつが水やりです。

土が湿りすぎていても乾燥しすぎていても植物は枯れる可能性があります。

適切な水やりの頻度は植物によって異なるだけでなく、夏と冬など季節によっても頻度を変える必要があるため、初心者の方には難しさを感じるかもしれません。

そんなときに土壌水分計を使うと、誰でも簡単に水やりのタイミングや必要な頻度がわかりやすくなるのです。

観葉植物を大切に育てていくためにも、土壌水分計を使って管理を楽にしてはいかがでしょうか。

土壌水分計とは?  土壌水分計とは土の中の水分量を計測し、適切な水やりのタイミングをサポートしてくれるツールです。

観葉植物だけでなく、農業や家庭菜園、ガーデニングなど幅広い用途で使われています。

土壌水分計のメリットとデメリットについて解説します。

土壌水分計を使用するメリット

土壌水分計を使用するメリットは、水やりのタイミングや量を簡単に確認できる点です。

土壌水分計は土の中の水分量がどの程度かをメモリや数字で表示してくれます。

簡単に「水やりをやるべきなのか」や、逆に「水やりを控えるべきなのか」がわかるため、観葉植物を大切に育てたい人におすすめです。

土壌水分計を使用するデメリット

土壌水分計を使用するデメリットは、必ずしも正確に測れるとは限らない点です。

例えばスティックタイプの土壌水分計の場合、植木鉢の大きさに合わせてサイズを選ばなければいけない商品もあります。

サイズが合っていないと正確に計測できない場合があるため注意が必要です。

ほかにも、乾燥した土壌では正確な測定が難しい場合もあります。

土壌水分計は、こういった注意点を理解したうえで正しく活用することが大切です。

観葉植物に適した土壌水分計の選び方

観葉植物に適した土壌水分計の選び方は以下のとおりです。

  • 育てている観葉植物に合った測定範囲か
  • 測定精度や表示単位・表示方法
  • サイズと形状
  • 温度やph測定、観測データを記録できるものも

それぞれの選び方について詳しく解説します。

測定精度や表示単位・表示方法

土壌水分計の測定精度は、ものにより異なります。

高性能な土壌水分計は微細な水分差も正確に検知できるため、必要に応じて選んでみてください。

また、土壌水分計の表示単位や表示方法も重要なポイントです。

土壌水分計には、色の変化で表示される簡易的なものからアナログ表示・デジタル表示など、表示方法はさまざまです。

水が足りているかどうかだけ知りたい人は色で変わるタイプ、土の大まかな状態も把握したいならアナログ表示タイプ、見やすさを重視する人はデジタル表示タイプなど、自分にあった土壌水分計を選びましょう。

サイズと形状

設置する環境や観葉植物に合った、サイズや形状の土壌水分計を選ぶことも大切なポイントです。

小さな鉢植えに大きすぎる土壌水分計を使うと邪魔になるだけでなく、根や葉・茎を傷つけてしまう可能性があります。

逆に大きな植木鉢に四王使用する場合は長いプローブを使わないと正確に計測できない可能性も。

土壌水分計には埋め込む深さが記載されているため、観葉植物にあったサイズかどうか確認するようにしましょう。

温度やph測定、観測データを記録できるものも

土壌水分計には、土壌の水分だけでなく、温度やpHを測定できる機能が付属しているものもあります。

また、本体の機能やスマホと連動することで観測データを記録できる土壌水分計もあります。

過去のデータを参照することで植物の管理をより効果的に行うことができるほか、複数の観葉植物を育てる際に、これらの機能があると便利です。

土壌水分計の使い方

土壌水分計の使い方は以下のとおりです。

  • 測定前の準備をする
  • 土に土壌水分計を挿し込み測定をする

それぞれのステップについて解説します。

測定前の準備をする

土壌水分計によっては事前に水につけておくなど、準備が必要なものがあります。

自分の使っている土壌水分計に合わせて必要な準備を済ませておきましょう。

土に土壌水分計を挿し込み測定をする

準備ができたら土壌水分計を土に差し込み測定を開始します。

差し込む場所は根の近く、先端のセンサー部分が根の深さになるように挿し込んでください。

基本的に計測は1回で問題ありません。

挿しっぱなしにするタイプは便利で、なかでも「サスティー」という商品がおすすめです。

挿しっぱなしにするタイプ以外は、使用したら土を落としキレイな状態にして保管しておきましょう。

観測結果の見方

多くのアナログ土壌水分計は「乾燥」「適正水分量」「水分過多」の3段階でメモリが色分けされており、一目でわかるように設計されています。

数値で水分量をお知らせしてくれるデジタル表示の土壌水分計や、挿しっぱなしにして色で水分量をお知らせしてくれるタイプなどさまざまです。

いずれも表示を見て適正な水分量になるように調整すれば、観葉植物をより健康に美しく育てられるでしょう。

土壌水分計を使う際の注意点

土壌水分計を使う際の注意点として、季節ごとに水やりの頻度を変える必要があります。

たとえば、観葉植物として人気のパキラは春〜秋はたっぷり、冬は乾燥気味にするなど、季節によって最適な水やりの量は異なるため注意が必要です。

また、肥料を使っている場合、温度や塩分の影響で誤差が出やすくなります。

その場合は土壌水分計の中でも「ADR法」という測定法を採用しているものを選びましょう。

まとめ

観葉植物を美しく育てるために、適度な水やりは欠かせません。

水やりは多すぎても少なすぎても観葉植物を枯らしてしまう可能性があるため、適切なタイミングで水やりをしてあげるためにも、土壌水分計は非常に役立つツールです。

水やりを行うタイミングでは、鉢底から水が出てくるくらいたっぷり与えてあげてください。

観葉植物を大切に育てていくためにも、本記事を参考に土壌水分計を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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