SEED STOCK MAGAZINE

バスルーム(浴室)で観葉植物を育てるためのポイントやおすすめの種類

観葉植物は家にあるだけで、心が穏やかになったり、インテリアとして部屋をおしゃれに彩ってくれたりします。家の中にはさまざまな置き場所がありますが、浴室もその一つです。入浴中の気分をあげてくれて、風水の観点でのメリットもあります。

今回は観葉植物を浴室で育てる場合にどんな種類を選ぶと良いのか、さらに育て方のポイントもお伝えします。

浴室に観葉植物を置く魅力

  • リラックス効果
  • 空気の浄化
  • インテリアとしておしゃれな空間づくり
  • 風水で運気アップ

観葉植物はインテリアとして部屋を彩ってくれたり、おしゃれな空間作りに役立ちます。

リビングや玄関、キッチン、部屋の窓際などに置く人も多いと思いますが、浴室もおすすめです。

浴室に観葉植物を置くことで、リラックス効果を高めてくれたり、空気の浄化ができます。さらに風水の効果を高めます。

身体の汚れを洗い流し、浄化する場所である浴室は、風水的にも悪い運気を流し、心身を清める作用があります。

邪気を払って人間関係の改善や良縁に導いてくれますので、風水効果を見込んで浴室に観葉植物を置くのも良いでしょう。

浴室に置く観葉植物の選び方

浴室は部屋の他の部分とは違って、湿度が高く、温度も高くなりやすい傾向になります。

浴室の環境に適した観葉植物を選ぶことが大切です。ここでは、浴室に置く観葉植物の選び方のポイントについてお伝えします。

土を使わない水耕栽培がおすすめ

土を使わず、水耕栽培できる観葉植物がおすすめです。湿度が高い場所になりますので、土で育てると、土がなかなか乾燥せず根腐れを起こす原因にもなります。

粘土を高温で焼いて発泡させたボール状のハイドロボールや、観葉植物用のゼリーを使って水耕栽培をすることで、カビの心配も軽減できます。

土を使わないので浴室を汚す心配もなく、インテリア性を高められるのもおすすめです。

湿気に強い植物

浴室で観葉植物を育てたい場合には、高い湿度に耐えられる植物が向いています。

また浴室を利用するなどで高温になったり、温度の変化も激しい場所ですので、環境に耐えられる強さが必要です。

乾燥に強く、乾燥を好むような観葉植物は浴室には向いていないので注意しましょう。

熱帯地域原産など、ジャングルに生息するような観葉植物が浴室向きです。

特に浴室用に新しく購入を検討している場合は、購入前に植物の特徴をチェックしましょう。

耐陰性・耐寒性のある観葉植物

浴室は一般的に家の北側や南東からの太陽光が差し込まないような位置に設置されていることが多いです。

そのため窓があっても自然光が入りにくく、日陰になる時間帯が多くなります。

また季節によっては光が差し込まないことで気温が下がってしまい、家の他の部屋よりも寒くなってしまうことも多いので、耐陰性や耐寒性のある観葉植物を選ぶのがポイントです。

窓がある場合には、極力窓際に観葉植物を置くようにして、窓がない場合や日光が足りない場合には、耐陰性の高い観葉植物を選んだうえで、月に何度か明るい場所に移動させると良いでしょう。

電球や蛍光灯の光だけでは不十分なことも多いです。

置き場所に合っているか

まずは観葉植物を置く場所を確保して、サイズや高さを見極めることも大切です。

浴室に観葉植物を飾る場合には、窓際に置く方法の他に、壁掛けや吊り下げなどの方法もあります。重さや観葉植物が成長した時の大きさも計算して決めましょう。

また、シャワーの水が直接かかってしまったり、シャンプーやボデイソープなどが頻繁に入ってしまうような場所に置いてしまうと、観葉植物が弱って枯れてしまう原因にもなりますので避けてるようにしましょう。

浴室で観葉植物を育てるポイント

浴室は高温多湿になりやすいだけでなく、窓があっても日光が入りづらかったり、冬場には他の部屋よりも気温が下がりやすかったりと厳しい環境になることもあります。

ここでは観葉植物を枯らさず、元気に成長させるために、浴室で育てる場合のポイントをお伝えします。

風通しを良くする

浴室は入浴によって湿度が高くなりやすいので、意識的に風通しを良くしておくことが大切です。

入浴後は浴室を締め切らずに開けて空気を通したり、窓がある場合には開閉して調整します。

自然な空気の流れを作ることが大切ですが、どうしても湿度が溜まりやすい場合には換気扇を回すのも一つの方法です。

湿度が高すぎてしまうと、多湿に強い種類の観葉植物を選んでいても、枯れてしまったり、根腐れを起こす原因になることがあります。

とくに入浴後には換気をして湿度を逃がすよう心がけましょう。

浴室の日当たりが悪い場合は適度に日光にあてる

浴室は、家の設計の時点で比較的日当たりの悪い場所に設置されることが多いです。

その中でもとくに窓もなく、窓からの自然光も期待できない場合には、観葉植物にとっては日光不足になることもありますので注意が必要です。

浴室の中で少しでも光が当たる場所があれば、置き場所を工夫してできるだけ明るい場所を定位置にしましょう。

また、日当たりが悪い場合には月に数回ほど浴室から出して、明るい場所に置いておくことも大切です。

適度に日光に当てることで光合成が促進され、観葉植物も元気に育ってくれます。

湿気が多いので根腐れに気をつける

浴室は湿度が高い場所ですので、根腐れへの対策は欠かせません。

まずは湿度に高い耐性を持つ種類の観葉植物を選び、湿度が高くても元気に育ってくれるような植物を置くようにしましょう。

ただし湿度が高すぎるとカビが発生したり腐ったりする可能性もありますので、適度に換気をしたり、浴室の中だけで乾燥できない場合には定期的に観葉植物の場所を移動して乾燥させることも大切です。

浴室に置いている観葉植物は入浴中などに水がかかってしまうこともあるため、定期的な水やりは必要ありませんが、土が完全に乾ききっているような状態になれば実施しましょう。

浴室で育てる場合におすすめの観葉植物

高温多湿で日陰になりやすい浴室でも育ちやすいおすすめの観葉植物について紹介します。

フレボディウム

フレボディウムはシダ植物で、青みがかった色が特徴的です。

高温多湿に強い種類で、日陰でも育つ特性を持っているので浴室に向いています。

光が当たると繊細な葉脈が透けて見えることもあり、入浴中に観察したり、じっくりと成長を見守りたい場合におすすめです。

べべロミア・サンデルシー

スイカのような見た目の葉を持つことから「スイカペペロミア」とも呼ばれるペペロミア・サンデルシー。ハンギングで吊るして飾る場合には、適度な湿度を保つことができ、浴室にもおすすめです。

暑さや湿度には体制がありますが、耐寒性はそれほどなく、冬でも10度以上をキープするようにしましょう。

オリヅルラン

細長い葉っぱを持つオリヅルランは耐陰性や耐寒性を兼ね備えており、厳しい環境でも育ちます。

ツルを伸ばして先に子株をつけるので、成長したら浴室内をオリヅルランのツルで飾ってみたいという人におすすめです。

日光は必要ですので、定期的に明るい場所に移動するなど工夫しましょう。

モンステラ

成長すると自然と葉に切れ込みが入るモンステラは、リゾートチックな雰囲気があり、浴室ならではの雰囲気を作りたい場合におすすめです。

熱帯雨林に自生するため耐陰性もあり、サイズも希望に合わせて選ぶことができるため、浴室でも育てやすい種類です。

カラテア・マコヤナ

個性的な葉柄を持つカラテア・マコヤナは耐陰性に優れているため、日の当たりにくい浴室でも育てやすい種類です。また水が好きな植物ですので多湿な環境にも向いています。

日当たりや風通しの良い場所に定期的に移動させることで元気に育ってくれる観葉植物です。

まとめ

今回は浴室で観葉植物を育てる場合の観葉植物の選び方や育て方、浴室に向いているおすすめの種類についてお伝えしました。

浴室は、入浴などで急激に湿度や温度があがりやすく、窓が付いていない場合もあり日光が入りにくいなど特徴的な環境です。

こうした環境にも耐えられる観葉植物を選んで、適切にお世話をすることで浴室を彩り、心身のリラックス効果にもつなげることができます。

ぜひ浴室に観葉植物を飾りたいと考えている方は参考にしてくださいね。

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