植物好きの皆様!
マダガスカルから失礼します!シードストックでのweb業務を担当させていただいております、土屋と申します。
突然ですが、マダガスカルにやってきました。
なぜマダガスカルにやってきたかというと、現地視察を兼ねサプライヤーと打ち合わせに行くためです。
マダガスカルというと「踊るのスキスキ」といいながら踊る動物たちのイメージしかないですが

南国ですので多肉植物であるアガベや塊根植物のパキポディウムも多く群生しているそうです。
はたして、どのような旅行出張になるのか全く想像がつきません。
若干話は変わるのですがお恥ずかしながら海外旅行経験があまりないのでこの海外出張の話をいただいた時に「マダガスカルって大丈夫なん?」と不安になり、リサーチしたところ海外渡航レベルは”1″。
「レベル1なら別に大丈夫かぁ」と思ったのですが、外務省のHPを見ると
外国人を標的とした誘拐のリスクも排除されず、注意が必要。
テロはどこでも起こり得ること、日本人もテロ・誘拐の標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等から最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛ける。
めっちゃこわくないですか?
みなさまの代わりに私たちが種子をご用意いたしますので、植物種子を買いたい皆様は無理せずシードストックをご利用ください。
出張スタート!
マダガスカルの今回の目的地は
成田→香港→バンコク→ボレ(ここからアフリカ)→アンタナナリボ(マダカスカル)で
トランジット含め30時間ぐらいの長時間フライト
地下鉄に乗るだけでよってしまう私はめちゃめちゃ怯えていましたが、死ぬほど強い酔い止めが効いてずっと寝てました。乗り物しやすい皆様”アネロン”おすすめでございます。
一番長い12時間ぐらいのフライトではモニターがぶっ壊れてましたが、英語が使えないので席交換などの依頼は断念しました。
最終目的はさらにそこから10時間ぐらいあったので、
11日でホテルは4泊というスーパースケジュール。
代表はマダガスカルに着く前にスーツケースが壊されていました。アフリカの洗礼早すぎる。
マダガスカルに到着
マダガスカルでは通訳のガイドを依頼し空港で合流。
ガイドさんはこのセーターの”コニー”という方です。生徒さんも空港に来てもらっていました。
ちなみに先生は25度ぐらいの季節にセーターを着ていることに驚いたものの「マダガスカルの人にしては寒いのかなぁ、、、」と突っ込むことができませんでしたが、
後で「暑いですね」っていって脱いでいたのが「なんやこいつ」という印象でした。
マダガスカルの通貨”アリアリ”への換金は空港で行いました。

通過レートは2024年12月時点で1アリアリ0.033円。
4万円返金したら100万アリアリ近くになり、単位のデカくなりすぎて最終日まで慣れませんでした。
出張1日目 タクシーで首都アンタナナリボに
我々は空港を後にし、首都アンタナナリボまでタクシーで向かいます。時間にして40分ほど。
道中は牛などがいるくらいの田舎が20分ほど続き、
徐々に都会になり首都アンタナナリボに到着!
首都の街並みは結構都会でした!
が、かなり古さを感じ「地震で絶対崩れそう、、、」みたいな建物があったり、道端でずっと寝てる人がいたりする程度です。
ホテルに到着しチェックイン作業を行い、
少し部屋で休憩。
部屋はアジアンテイストな感じでなかなかイケてる雰囲気。
部屋にはめちゃくちゃけつが痛くなりそうな椅子とテーブルがついたテラスもついており、そこに動物園でしかみたことないめちゃくちゃカラフルな鳥が来たりして「俺めっちゃ異国体験してるやん」「素敵やん?」みたいなテンションになりました。
サプライヤーとの打ち合わせ
到着後数時間するとマダガスカルのサプライヤーオバマ(仮名)との打ち合わせ。
マダガスカルのメイン言語はマラガシ語といい、基本的なやり取りは日本語でコニーを通じて行います。
ちなみにこのコニーは、道中で出会った夫妻に対して私が「『〇〇さんたちは結婚して何年目なんですか?』って聞いてください」とお願いしたら
コニーが「ハイそうです」と私に回答して、会話が終わるくらいの日本語の理解力なので、100%のコミニケーションはなかなか難しいです。
少し待っているとホテルに1人目のサプライヤーが到着し商談を行いました。
商談が終わるとマダガスカルはもう日が暮れてましたので、ご飯を食べぷらぷらと街を歩き
1日目はエキゾチックな街並みに興奮して終了です。
出張2日目
出張2日目は本当の目的地イサロに向かいます。
イサロは首都から飛行機で3~4時間、車でオフロードを7時間。マダガスカルまでの遠征も含めると44時間近いデスマーチを乗り越えたものだけが辿り着ける最終目的地。
小中高、学校行事の時は乗り物酔いがやばすぎてバスの一番前の席で先生の隣に座り続けていたワタクシが皆様のために頑張らせてもらいます。
道中では信じられないほどでかいアガベや

自生しているバオバブを見ながら
20年落ちぐらいの存在しないはずのに乗って空港まで向かいました。
道中の写真をいくつか共有いたします。




40分ほどかけ空港に到着!
空港には観賞用?の木々がいくつか植えられており、軽く見てまわりました。



アローディアは成長に適した気温が20~30度ですので日本ではなかなか見かけない植物ですね。
真の目的地トゥリアラへ
トゥリアラに着くと大柄な白人男性と黒人の女性が出迎えてくれました。
「だ、だれ、、、?」と戸惑っていると彼が今回の重要なサプライヤーのマークさん(仮名)
マークさんは地獄のオフロード7時間を全く文句言わずに運転してくれるとても気さくないい方でした。
なんでも長い時間で考えてくれる方が多く、自然も日本とは比べ物にならない規模、マダガスカルはゆったりした時間感覚なのかもしれませんね。
ちなみに道中は首都が遥かに霞むレベルの田舎で小さい頃にテレビで見たアフリカがありました。
ちなみに日本の空港で「マダガスカル全土でつながりますよ〜」と言われて1日3000円払って契約したWi-Fiは当然のようにつながりませんでした。ありがとうございます。
道中の230キロの道のりでは、想像を絶する凸凹具合ですので荒れている場所は時速20キロぐらい、スピード出せるところは100キロを超えて加速します。
道中は世界最高峰のナビ、Googleマップですらルートを測定できないほどのオフロード。
左右上下道路の凸凹の揺れに加えて、加速減速の4DX変化は飛行機を耐えた私の三半規管を終わらせにかかりました。
あと230キロの道中は本当に1本道で、曲がれる分岐は2回ぐらいしかなかったです。
スケールがデカすぎる国それがマダガスカル
空港から7時間かけ、ホテルにつきマダガスカル出張2日目が終了しました。
長すぎるため、前半戦の記事はこの辺りでおしまいです。
後半戦はこちら
観葉植物の種子を求め、東京23区より大きな国立公園に行ってきた【後半】