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「観葉植物の育て方で水耕栽培に興味があるけど、どうやって始めたら良いのかわからない」と思っている方は多いです。
水耕栽培は土を使わずに植物を育てる方法で、インテリアとしてもおしゃれなのに、手入れや管理が簡単なので人気が高まっています。
しかし、育て方や注意点を知らずに始めると、思った通りに成長しなかったり、枯れてしまうことも…。
この記事では、観葉植物の水耕栽培について詳しく解説し、初心者でも成功するポイントやおすすめの種、育て方の手順を紹介します。
水耕栽培は室内で気軽に観葉植物を育てられるので、室内のインテリアやちょっとした家庭菜園におすすめです。
初心者でも安心して楽しめるよう、わかりやすくポイントを押さえて紹介するので、基本を押さえて水耕栽培を始めてみましょう。
観葉植物の水耕栽培とは
水耕栽培は水や養液で育てる方法で、以下の特徴があります。
土を使用しない
水耕栽培は土の代わりに水や養液を使って植物を育てるため、汚れや虫害の心配が少なく室内での栽培におすすめです。
マンションやアパートなど、土の使用が難しい場所でも手軽に始められます。
土を使わないことで根が空気に触れやすくなり、植物を健康に育てやすい特徴もあります。
インテリア性
水耕栽培は、透明な容器を使うことが多く、根の成長や水の中の様子を楽しめます。
植物そのものだけでなく、栽培過程もインテリアの一部として楽しめ、部屋の中に自然の癒しをプラスする役目も。
容器のデザインもさまざまなものがあり、おしゃれなインテリアアイテムとしても活用できるところが魅力です。
管理が比較的簡単
水耕栽培は、土を使わないので土に潜む害虫や病気のリスクが低くなります。
まったくないわけではありませんが、土を使う栽培と比べると手入れが簡単で、特に初心者には手軽でおすすめな栽培方法です。
必要な水分や養液を直接根に与えられるため、植物が効率良く栄養を吸収し、失敗する可能性が少なく安定して成長させられます。
省スペース
水耕栽培は限られたスペースでも植物を育てられるため、室内やベランダなどの小さな場所でも栽培できます。
複数の植物を棚に並べれば、縦にスペースを活用できて省スペースで育てることも可能に。
家の中のちょっとしたスペースを活用して、家の中に緑を追加できるところが魅力です。
成長が速い
水耕栽培は、適切に栽培する環境を安定させやすく、植物の根に直接養液を与えるため、土耕栽培よりも早く育てられることが多いです。
必要な栄養を効率よく吸収できるため、植物はストレスを感じにくく健康に育ちます。
養液の調整次第で成長スピードをコントロールできるため、早く収穫を楽しみたい場合にも、ある程度調整が可能です。
観葉植物を水耕栽培するメリット・デメリット
初心者でも挑戦しやすい水耕栽培ですが、メリットもあればデメリットもあるため、双方をしっかりと理解しておきましょう。
メリット
水耕栽培は土で栽培するのと比べて、以下のメリットがあります。
- 清潔で衛生的
- 虫害が少ない
- 水や養液の管理が簡単
- インテリアとしての楽しさ
- 省スペースで多種類育成可能
水耕栽培は土を使用しないため、室内で育てても汚れる心配が少なく、清潔な環境を保てます。
土に含まれる病原菌や害虫の心配がなく、植物が健康的に成長しやすいのも特徴です。
植物に必要な水分や栄養素を直接供給するため、管理がとても簡単で、土のように水分が蒸発しにくいため、水やりの頻度が少なくても育てられます。
水耕栽培の観葉植物は部屋のアクセントになり、植物の成長とともに空間に変化を加えてくれるインテリアとして楽しめるアイテムです。
透明な容器やデザインのおしゃれな容器を使えば、植物の根の成長や水中での様子を楽しめます。
コンパクトなスペースでも複数の植物を育てられるため、限られた空間を有効活用できますよ。
飾り棚を活用して縦に配置するなど工夫し、室内空間を緑で彩りましょう。
デメリット
水耕栽培はメリットも多いですが、以下のデメリットもあります。
- 初期費用がかかる
- 温度管理が必要
- 水質管理が大切
- 根腐れのリスク
水耕栽培を始めるには、容器や養液などの道具の購入が必要です。特に容器のデザインや養液の質にこだわる場合、初期費用が高くなります。
また、水温や室温が植物の成長に大きく影響しやすいため、温度管理は大切です。水温が適切でないと、植物がストレスを受け、根腐れや成長不良を引き起こす可能性も。
水質が悪化すると、植物の健康に悪影響を与えるので、定期的な管理の手間が欠かせません。
水や養液の品質を定期的にチェックし、適切なpHや栄養バランスを維持する必要があります。
観葉植物の根が常に水に浸かっているので、根腐れしやすいのもデメリットです。
水が多すぎたり通気性が悪いと、根が窒息し腐敗するリスクが高まります。
水耕栽培におすすめな観葉植物の種
水耕栽培に向いている観葉植物と、向いていない植物があります。
向いていない植物はうまく育てられないので、どの植物が向いているかは知っておくことが必要です。
水耕栽培におすすめな植物は以下の5つです。
- パキラ
- ポトス
- ガジュマル
- モンステラ
- フィロデンドロン
どの植物にも共通している特徴が、湿度が高い環境を好み根が強いところです。水耕栽培では常に根が水に浸かっているので、根の成長が早く根腐れしにくい特徴がある観葉植物が管理しやすくなります。
種類によって、見た目の違いも楽しめるため、葉の模様や形、茎の長さなどを見てインテリア性で選ぶのもおすすめです。
観葉植物を水耕栽培に必要な道具
水耕栽培で種から育てる場合、一番難しいのが最初の発芽です。初心者でも簡単に始められる水耕栽培ですが、種から育てると失敗する可能性も高いです。
失敗せずに種から育てたいなら、適切な道具を用意して、正しい手順で育てましょう。
一般的な水耕栽培に必要な道具
水耕栽培で必要なものは多くありませんが、最低限必要なものは以下の4つです。
- 育てる植物の種
- 容器
- 培地(ばいち)
- 養液
容器は植物の根を支え、水や養液を入れておくために使います。水さえ漏れなければどのような容器でも問題ありません。
培地とは植物の種が根を伸ばすところで、土の代わりに容器の中に詰めます。
苗からの栽培であれば、培地がなくても可能な植物もありますが、種からの場合は植物の根を伸ばして自身を固定するために必要です。
培地専用の素材もありますが、スポンジなどで代用もできるので、育てる種に合わせて選びましょう。
養液は植物に必要なミネラルや栄養素を含んだ水溶液で、植物が健康に成長するための栄養を効率的に与えられます。
一歩上の水耕栽培の道具
本格的にこだわって水耕栽培をしたいという方には、以下の道具もおすすめです。
- ポンプ
- 水耕栽培用LEDライト
- 温度計
- pHメーター
ポンプがあれば根っこ部分に栄養と酸素を効率良く与えられ、LEDライトがあれば室内でも植物が十分に光合成できるため、植物がより元気に育ちます。
水耕栽培では室温や水温によって植物の成長に大きく影響を与えます。適切な温度を保ってあげるためにも、温度計で室内の温度を確認するのは大事です。
また、pHメーターは養液を水で薄めるときの確認に使用します。水と液体肥料のバランスが悪いと植物がうまく育ちません。
より大きく元気な植物を育てたい方は、これらの道具も活用しましょう。
水耕栽培の手順
初心者でも簡単にできる水耕栽培ですが、種から育てるのは難しいため、手順に沿って正しく育てましょう。
容器と培地を準備する
容器を洗浄し清潔な状態にしてから、水耕栽培用の培地を入れます。培地として使うスポンジやハイドロボールを容器に入れ、安定するように配置してください。
培地は種が水中で腐らないように培地が浸るくらいの水を入れ、種が動かずに固定されるように設置しましょう。
種を植える
セットした培地の上に用意した種を置いていきます。種はそのまま置くよりも一度水で洗ってあげると、発芽を促す効果があります。
種がコロコロと転がらないように、培地の中に軽く押し込むと効果的です。
種が水に浸からないように水面と種の位置に注意しながら、発芽しやすい位置に調整しましょう。
発芽の管理をする
発芽までの間、水が不足していないか定期的に確認してください。
注意点として、発芽までは養液を加えずに水だけで育てるのが大事です。
発芽には光も必要ないため、直射日光に当たらない場所に置いてあげましょう。
養液を加える
発芽が確認されたら、観葉植物用の養液を適切に薄めて加えてあげましょう。
養液を加えたときの水位は種が浸からない高さが大事で、養液が種に直接触れるくらいがベストです。
種が吸収しやすい水位まで養液を持っていくと、種の成長を促せます。
成長後の管理をする
しっかりと発芽が成功したら、適切な光を与えながら養液の管理を行います。
発芽前と後では適切な養液の濃度も違っており、発芽後は徐々に養液を濃く調整してください。
成長が進んで容器が狭くなってきたら、植え替えを行ってあげましょう。
水耕栽培で観葉植物の種を発芽させるポイント
水耕栽培で一番難しいと言われているのが最初の発芽です。発芽をうまく成功させるためのポイントを抑えておきましょう。
- 水や養液の管理
- 日光や照明の管理
- 植物の管理場所
水や養液の管理
発芽には、水分を適切に与えることがとても重要です。種が水に浸かりすぎると、酸素不足で腐りやすくなり発芽に悪影響になります。
水位は種の下部がわずかに触れる程度に保ちましょう。
発芽に必要な養分は種の中に含まれており、養液は発芽の段階では必要ないため、最初から入れないように注意してください。
発芽が確認できたら、最初は薄めの養液になるように水で希釈して与えましょう。水を定期的に交換して、新鮮な状態を保つのが大切です。
水温の管理も発芽には重要なので、適温の水になるように室内の温度を調整します。
種によって適温は違うので、育てる種の適温がどれくらいか調べておいてください。
日光や照明の管理
発芽するまでの種は直射日光に当てるとダメージを受けやすいため、間接的な光が当たる場所に置きます。
室内に日光が不足している場合は、植物育成用のLEDライトを使用して、光を与えるのも効果的。
ただし、ライトと種の距離が近すぎると、熱で種がダメージを受ける恐れがあるため、適度な距離を保つのも大事です。
光は24時間与えるとかえって種のストレスになるので、1日あたり12時間程度の光が適切です。
植物の管理場所
植物の管理場所としては、発芽のため適した温度と湿度環境が整っている場所を選ぶのが大事です。
発芽しやすい温度は20〜25℃が理想的で、20℃より寒い場所は避けましょう。常温で適温となる季節以外は、管理する場所の温度にも注意が必要です。
湿度の管理は風通しの良い場所に置くと、調節がしやすくなります。
発芽には適度な湿度が適していますが、乾燥する時期などは容器の上にラップをかけて、湿度を高める工夫も効果的です。
まとめ
水耕栽培は、土を使わずに植物を水や養液で育てる方法で、インテリア性が高く、省スペースで楽しめるのが魅力。
清潔で管理が簡単で虫害が少ないところがメリットですが、初期費用や水質管理の手間がかかるなどデメリットもあります。
特にポトスやモンステラなどは、湿度に強く根が強い観葉植物で水耕栽培に適しています。
水耕栽培は初心者でも簡単に楽しめるので、室内に手軽に緑を取り入れていきましょう。