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「観葉植物の種って、どう保存すればいいの?」
このようにお考えの方は多いかと思います。
本サイトなどで購入した観葉植物の種ですが、余った場合に捨てるのも忍びないですよね。
余った種は、適切な方法で保存しておけば、翌年に発芽することは十分にあります。
この記事で、種の正しい保存方法を解説するので参考にしてください。
正しく保存すれば植物の種は2〜3年はもつ
余ってしまった種は、正しい方法で保存することで翌年だけでなく、2年後、3年後も発芽させることができます。
種類によってどのくらいもつかはまちまちなので個別に調べる必要はありますが、ほとんどの種子は1年程度は保存が可能です。
購入した種子によっては「有効期限」や「期間内の発芽率」が記載されているので、参考にしてください。
ただし、適当に保存してしまうとあっという間に枯れてしまうため、以下で紹介する正しい方法での保存が必須です。
正しい方法で保存することで、細胞が死滅せず、かつ活動を抑えるができ、1〜3年程度の保存が可能になります。
時間が経てば経つほど発芽率は下がるため、できたら翌年には発芽させてあげましょう。
種の保存のための3つのコツ
種の保存のためには、以下の3点を意識することが重要です。
- 湿気を避ける
- 空気に触れるのを避ける
- 高温を避ける
湿気を避ける
理想的な湿度は湿度30%以下です。低湿度を保つことで種子内の活動レベルが落ち、余計な栄養を消費しなくなります。
とはいえ、日常生活で湿度30%以下をキープするのは難しいので「冷蔵庫」や「乾燥剤」の利用が推奨されます。
空気に触れるのを避ける
種子が空気に触れることで微細な活動をしてしまい、種子の寿命を消費してしまいます。
できるだけ空気から遮断することで種子の活動量を落とすことができ、より長く発芽率をキープできます。
そのためには、後述する「真空パック」や「茶缶」を利用しましょう。
高温を避ける
種子の保存には、温度管理も大切です。
低温で保存することで呼吸量を抑えられ、寿命を延ばせます。
とはいえ、0度以下にして凍らせるのは推奨されません。冷蔵庫の5度〜15度程度が理想的です。
具体的な種の保存の方法
具体的な種の保存方法を、以下の4ステップで解説します。
- 事前に乾燥させる
- 密閉バック/筒状の空き缶に入れる
- 乾燥剤を入れる
- 冷蔵庫で保存する
特に複雑な手順や特別な道具は必要ないため、ぜひ積極的に種を保存し、翌年も楽しんでくださいね。
事前に軽く乾燥させる
保存する種がもし湿っていたり、水気がある場合は軽く乾燥させましょう。
長すぎない時間、日光に当てて乾かすとよいでしょう。
購入した状態でほとんど手をつけておらず、乾燥した状態であれば、そのままで構いません。
水気のある状態で保存してしまうと正しく保存ができないため、水気は十分に切りましょう。
かといって、カラカラに干からびるほど乾燥させる必要はありません。
密閉バッグ/筒状の空き缶に入れる
「市販のジップロック」「お茶やお菓子などの空き缶」に種子を入れましょう。
より確実に保存するため、上記を複数用意し、種をジップロックに入れ、さらに缶に入れるのがおすすめです。
手頃な缶がないようであれば、ジップロックを二重にしてもかまいません。
さらにジップロックや缶の口をガムテープで塞ぐことで、より確実に空気の漏れや侵入を防ぐことができます。
乾燥剤を入れる
種子と一緒に乾燥剤を入れることで、密閉空間の湿度を確実に下げることができます。
お菓子や海苔に入っている乾燥剤は、既に効果が薄れている可能性が高いため、おすすめしません。
オンラインショップなどで「乾燥剤」「シリカゲル」と検索し、購入しておくと今後も使えます。
乾燥剤が手元にない場合は、粉上の穀物や粉ミルクで代用してもOKです。
ジップロックに直接乾燥剤を入れることでより確実に乾燥させられますし、茶缶や2重のジップロックに入れても構いません。
冷蔵庫で保存がおすすめ
種子の保管場所は冷蔵庫がおすすめです。
低湿度、低温度を維持でき、そこまで場所もとりません。
後述しますが、あくまで「冷蔵庫」で、「冷凍庫」には入れないようにしましょう。
種の保存方法に関する注意
以下で、念のために種の保存に関する注意を紹介します。
【注意】お菓子などに入っている乾燥剤は再利用できない
種を保存するにはお菓子や海苔などの食品に入っている乾燥剤を利用する方法もありますが、おすすめしません。
多くの乾燥剤は、工場から出荷され、消費者の手元に届いた時点で水分を吸収しきっており、封をあけた後であれば、なおさら効果が薄まっています。
乾燥剤の効果がなくなっていても外見からは見分けがつかないため、新しく購入する方が確実です。
【注意】冷蔵庫はダメ
冷凍庫に入れて「冷凍保存」したい気持ちはわかりますが、冷凍庫には入れないようにしましょう。
種子が僅かでも水分を含んでいた場合、結晶化して細胞構造を壊してしまい、寿命を大きく縮めてしまう可能性があります。
【注意】保存後、必ず発芽するわけではない
冒頭では、1〜3年であればほとんどの種子が保存可能と解説しましたが、やはり新品状態よりは発芽率が大きく落ちます。
この記事に書いている方法を実践しても、必ず発芽するわけではないため「ダメ元」で保存するくらいがよいでしょう。