「植物を育ててみたいけど、ズボラだから無理かも…」と思っていませんか? 実は、手間をかけなくても元気に育つ観葉植物はたくさんあります。
本記事では、ズボラさんでも安心して育てられる観葉植物の種類や選び方、育てる際のちょっとしたコツまで、幅広くご紹介します。
なるべく手間を省きたい方でも、無理なく楽しめる内容になっているので、植物を育てることに対するハードルを下げてくれるはずです。
初心者でも「これならできそう!」と思える観葉植物ライフの入り口として、ぜひ最後までご覧ください。
観葉植物を育てたいけどズボラで不安…そんな方におすすめな理由
植物を育てるとなると、「毎日水やりしなきゃ」「日当たりや湿度を調整するのは難しそう」といった心配がつきものです。
特に忙しい人やズボラな性格の人にとっては、継続できるかどうかが大きな不安要素になるでしょう。
しかし、実は観葉植物にはズボラさん向けの種類も多数存在し、少しの工夫と知識で無理なく育てることが可能です。ここでは、その理由について詳しく解説していきます。
実は観葉植物の中には「ほぼ放置でOK」な種類もある
観葉植物=手間がかかる、というイメージを持っている方も多いですが、実際には水やりが月に1〜2回でOKな種類や、日陰でも育つ種類も存在します。
代表的な例としては、サンスベリアやザミオクルカスなどがあり、非常に管理が楽です。
育てるのが難しいと思い込んでいた人にとって、こうした品種はまさに救世主のような存在。何度も枯らしてしまった経験がある方にもぜひ試してほしい種類です。
自動給水アイテムや便利グッズも豊富にある
最近では、初心者や忙しい人向けに「自動給水鉢」や「水やりチェッカー」など、便利な育成グッズも充実しています。
これらを活用することで、水やりの頻度やタイミングに悩まされることがほとんどなくなります。
特に水やりチェッカーは、土に挿すだけで水やりの必要性が一目でわかる優れもの。これにより、過剰な水やりや乾燥の放置を防ぎ、失敗を減らせる点が魅力です。
植物があることで部屋の印象もUP、癒し効果も!
観葉植物を一つ置くだけで、部屋の雰囲気はガラッと変わります。グリーンにはリラックス効果があり、ストレス軽減や集中力UPにもつながるという研究結果もあります。
植物には「人の心を落ち着ける効果」があると言われており、疲れて帰宅したときに、目に優しいグリーンがあるだけで癒されるという声も多く聞かれます。ズボラさんこそ、こうした効果を感じてみてはいかがでしょうか?
ズボラ向き観葉植物を選ぶ3つのポイント
観葉植物選びにちょっとしたコツを加えるだけで、ぐんと育てやすくなります。ズボラさんでも無理なく続けられるような観点でポイントを解説。
初心者や忙しい方にとって「長続きするかどうか」は非常に重要なポイントです。
だからこそ、手間をかけずに育てられる植物を最初に選ぶことが成功の鍵になります。以下の3つの視点を参考に、植物を選んでみてください。
水やり頻度が少なくてすむ植物を選ぶ
一番のハードルになりがちなのが水やりのタイミング。土が乾いてから数日おいても大丈夫な「乾燥に強い植物」を選びましょう。サンスベリアやザミオクルカスなどは月1回程度の水やりで十分です。
水やりが少ない植物は、留守が多い方やうっかり水やりを忘れてしまう方にとって非常にありがたい存在。手間を減らしたいなら、ここが最重要チェックポイントになります。
日当たりや湿度にうるさくない品種を選ぶ
観葉植物の中には「直射日光NG」「高湿度じゃないとダメ」といった繊細なものもありますが、ズボラさんには耐陰性が高く、ある程度の環境変化に強い植物がおすすめ。パキラやガジュマルなどは多少日当たりが悪くても育ちます。
環境を細かく整えなくても元気に育ってくれる植物なら、自然と継続して育てるモチベーションも高まります。家の構造やライフスタイルに合った植物を選びましょう。
成長がゆっくりで剪定不要なものを選ぶ
成長が早い植物はこまめな剪定が必要ですが、ズボラさんには成長スピードがゆっくりな植物が最適です。剪定の頻度が少なければ、それだけ世話の手間も軽減されます。
また、成長が遅い植物は見た目の変化も穏やかなので、インテリアとして長期間楽しむことができます。剪定に自信がない人や道具をそろえるのが面倒な人にも向いています。
ズボラさんにおすすめの観葉植物5選【初心者向け・枯れにくい】
サンスベリア(トラノオ)|乾燥に強く、水やりは月1でもOK!
サンスベリアは「空気清浄効果」がある植物としても人気の高い観葉植物。
最大の魅力はその圧倒的な生命力と乾燥への強さ。水やりは月1〜2回程度で十分なので、つい忘れがちな方にもピッタリです。
日当たりが良い場所を好みますが、明るい室内であればOK。葉も肉厚で折れにくく、虫がつきにくいのもズボラさんには嬉しいポイントです。
パキラ|「発財樹」とも呼ばれる縁起植物。丈夫でインテリア映えも◎
パキラは風水でも人気が高く、「お金を呼ぶ木」としても親しまれている植物。
直射日光が苦手なので室内で育てやすく、水やりは土がしっかり乾いてからでOKです。
葉が伸びても剪定しやすく、多少放置しても枯れにくいので初心者にも安心。明るいグリーンがインテリアにも映えるので、一鉢あるだけで部屋が爽やかになります。
ザミオクルカス(ザミオ)|別名「鉄の植物」。とにかく手間がかからない!
ザミオクルカスは、その丈夫さから「鉄の植物」とも呼ばれています。乾燥に強く、水やりは月1回でも問題なし。耐陰性が高く、部屋の奥まった場所にも置けるのが特徴です。
成長がゆっくりなので剪定や植え替えの頻度も低め。植物に関してほぼ何もしなくても元気に育ってくれる、まさにズボラ向けの代表格です。
ガジュマル|“精霊が宿る木”として人気。日陰にも強く初心者向き
個性的な幹の形が特徴的なガジュマルは、丈夫で育てやすい観葉植物です。
耐陰性があり、リビングの片隅などでも元気に育ちます。乾燥にも比較的強いため、水やりは土が乾いたタイミングで数日に一度でOK。
「幸運を呼ぶ木」としても知られていて、見た目も縁起もいいことからギフトとしても人気です。
ポトス|水差しでも育つ!初心者の強い味方になる万能植物
ポトスは水差し(コップの水に挿すだけ)でも育てられるほどの強さを持つ、最強クラスのズボラ向け観葉植物です。
日陰にも強く、窓際や洗面所などどこでも育てられます。水やりも少なめで大丈夫。
葉がツヤツヤでおしゃれなので、インテリアグリーンとしても映えるのが魅力です。吊るしてもOK、這わせてもOKとアレンジ自由度も高い!
ズボラでも枯らさない!育て方のちょっとしたコツ
「育ててみたけどすぐ枯れた…」という失敗を防ぐために、最低限押さえておきたいポイントを紹介。コツさえ掴めば、ぐっと成功率が上がります。
難しく感じるかもしれませんが、実はちょっとしたことを知っているだけで、グッと育てやすさが変わってきます。ズボラさんでも再現しやすいコツに絞って紹介します。
水やりは「土の乾き」を見るだけでOK
水やりのタイミングは「表面の土が乾いているかどうか」で判断しましょう。乾いたらたっぷり、湿っていたらそのまま。これだけで水やりの失敗がグッと減ります。
「週に何回」などと決めず、植物の状態を見ながら判断するクセをつけると、自然と失敗が減っていきます。水やりの習慣化に自信がない方におすすめの方法です。
置き場所は日陰すぎず直射日光でもない場所に
観葉植物は、明るい日陰(間接光の入る場所)を好むものが多いです。カーテン越しの窓際など、やさしい光が当たる場所を選ぶと育ちやすくなります。
直射日光は葉焼けの原因になりますし、逆に暗すぎると成長が鈍くなるためバランスが大切。場所選びだけで植物の健康状態が大きく変わることも珍しくありません。
100均やAmazonで買える便利グッズも活用しよう
初心者やズボラさんにおすすめなのが、100円ショップやネット通販で手に入る「水やりチェッカー」や「自動給水鉢」。放っておいても根が水分を吸収してくれるので、水やりの回数を大幅に減らせます。
価格も安く手軽に手に入るため、植物を育てるハードルを一気に下げてくれるアイテム。ズボラ脱却を目指す第一歩として、こうした便利グッズは非常に有効です。
ズボラな人がやりがちなNG育て方とその対処法
ついついやってしまいがちなズボラ習慣。でも、それが枯れる原因になっているかもしれません。ここではよくある失敗とその対策をまとめます。
ありがちなミスを先に知っておくだけでも、大きな失敗を防ぐことができます。自分に当てはまるものがないか、ぜひチェックしてみてください。
水のあげすぎ/逆に放置しすぎ
「ズボラだから」と言って放置しすぎると枯れますし、逆に心配しすぎて毎日水をあげてしまうのもNGです。土の乾き具合を確認する癖をつけるだけで、水やりの失敗は防げます。
水やりのしすぎは根腐れの原因になり、植物が元気を失う要因に。タイミングと量のバランスが肝心です。
風通しが悪く虫が出やすい置き方
窓際に置いているつもりでも、空気の流れが悪い場所だとカビや虫の原因になります。定期的に窓を開けて空気を循環させたり、サーキュレーターを使って風通しを意識しましょう。
植物の健康状態は風通しに大きく左右されます。気になる場合は、風の通り道に植物を移すだけでも状況が改善されます。
日当たりが悪くて徒長してしまうケース
明るさが足りないと、植物が光を求めて茎ばかり伸びてしまう「徒長」が起こります。これを防ぐには、1日数時間でも日光が入る場所に置いたり、時々向きを変えてあげると◎です。
植物が不自然に傾いている、間延びしていると感じたら、光量が不足しているサイン。対策次第でぐんと見た目も良くなります。
まとめ
観葉植物は手間がかかるというイメージがありますが、選び方とちょっとした工夫さえあれば、ズボラさんでもしっかり楽しめます。
水やりが少なくて済む植物、日陰でも元気に育つ植物、自動給水グッズなどを活用すれば、負担なく癒しのグリーンライフが手に入るでしょう。
まずは1鉢、小さな観葉植物からスタートしてみてください。日常に緑があるだけで、きっと気分が変わります。