蒴果

さくか

別表記 さく果 capsule

複数の心皮からなり、熟すと果皮が裂けて種子を放出する乾いた果実の型。アロエやリトープスの実がその代表例とされる。

詳しい解説

蒴果(さくか)は、複数の心皮が合わさってできた子房が成熟し、乾いた果皮が裂開して種子を放出する果実の型。英語ではcapsule。裂け方には背側で割れる胞背裂開など、いくつかの様式がある。

本ガイドではアロエやリトープスの果実がこれにあたる。リトープスは雨水が当たると開いて種子を散らす特殊な蒴果をもつ。ユーフォルビアの実は厳密には三分果だが、蒴果の一種として扱われることも多い。

蒴果は乾いて裂ける乾果の一種で、果肉をもつ液果とは異なる。なおアデニウムの実は蒴果ではなく、細長い袋果が二つ対になる別の型である。結実を経て蒴果が形成される点も押さえておきたい。