原種

げんしゅ

別表記 野生種 wild species

人の改良や選抜を経ていない、自然のままの野生状態の植物を指す園芸上の呼び名。分類学の正式な階級ではなく、園芸品種と対比して使われる。

詳しい解説

原種(げんしゅ)は、人の手で改良や選抜が加えられる前の、自然界にあるそのままの植物を指す園芸・コレクション上の呼び名。学術的に定義された分類階級ではなく、園芸品種や交配種と対比させるために使われる慣用語である。

本ガイドでは、Agave titanota のような野生由来の種を原種、人が選び出した 'White Ice' などを園芸品種と呼び分ける文脈で登場する。アガベやパキポディウム、リトープスでも、原種と選抜品の区別が話題になる。

「原種」は厳密な分類用語ではないため、使い手によって意味の幅がある。同じ原種でも自生地や採集地が違えば個体差があり、原種という語だけで遺伝的な均一さが保証されるわけではない点に注意したい。