送粉共生
そうふんきょうせい
別表記
送粉相利共生
絶対送粉共生
pollination mutualism
送粉共生とは、植物と花粉を運ぶ送粉者が互いに利益を得る関係である。植物は受粉の機会を、昆虫などは花蜜や産卵場所を得る。ユッカとユッカガが特に強い例である。
詳しい解説
送粉共生(そうふんきょうせい)は、花を咲かせる植物と、その花粉を運ぶ送粉者とが、互いに利益を得る相利共生の関係。植物は受粉・種子生産の機会を得て、送粉者は花蜜や産卵場所などの報酬を受け取る。
本ガイドではユッカとユッカガ(Tegeticula属)の関係が代表例である。互いに相手なしでは繁殖できない強い結びつきは絶対送粉共生と呼ばれ、共進化の教科書的なモデルとして知られる。
送粉共生と送粉者は別の概念で、送粉者は昆虫・鳥・風など花粉を運ぶ担い手そのものを指す。日本にはユッカガが分布しないため、ユッカの結実をねらうには人の手による授粉が必要になる。