種皮
しゅひ
別表記
seed coat
testa
種皮とは、種子の外側を包む皮のこと。胚を保護し、水の浸入を調節して発芽の時期を制御する。硬い種皮の種では、傷をつける前処理が発芽を助ける。
詳しい解説
種皮(しゅひ)は、種子の外側を包む皮で、胚珠の珠皮が変化・硬化したもの。じょうぶで水をはじく性質をもち、内部の胚と養分を外界から守る、種子のいちばん外側の層である。
おもな働きは三つある。物理的な損傷や糸状菌から胚を守る保護、水の浸入する速さを抑えて吸水と発芽の時期を調える制御、そして貯蔵中の胚を守って寿命を延ばす役割である。
本ガイドの対象では、温湯や発根促進剤への浸水で種皮をやわらげ吸水を促す前処理の根拠になる。硬い種皮をもつ種では、傷をつける処理が発芽を助けることがある。殺菌剤への浸水は、種皮についた菌を除くために行う。