蒸散

じょうさん

別表記 transpiration

植物体内の水が水蒸気となって、主に気孔から大気へ失われる現象。CAM型が夜に気孔を開くのは、この蒸散を抑えるためである。

詳しい解説

蒸散(じょうさん)は、植物の体内の水が水蒸気となって大気へ出ていく現象。その大半は葉の気孔を通って起こる。英語ではtranspiration。根から吸った水を引き上げ、葉の温度を下げる役割も担う。

本ガイドではCAM型の水節約と結びつく。CAM型のアロエやサボテンは、気温が高く乾く昼に気孔を閉じ、涼しく湿度の高い夜に開くことで、CO2を確保しつつ蒸散による水分の損失を最小限に抑えている。

蒸散は水を能動的に捨てる働きではなく、CO2を取り込むため気孔を開いた結果として受動的に起こる水分損失である。栽培で水やりを控えめにし風通しをよくする管理は、この蒸散の理解とつながっている。