ユッカガ
ゆっかが
別表記
ユッカ蛾
yucca moth
Tegeticula
ユッカガは、ユッカの花だけに産卵し、同時にその花を受粉させる小さなガである。幼虫はユッカの種子の一部だけを食べ、互いに支え合う絶対送粉共生の相手として知られる。
詳しい解説
ユッカガ(ゆっかが、ユッカ蛾とも)は、鱗翅目プロドクサ科 Tegeticula 属などのガの総称。メスは口の周りの触手状の器官で花粉のかたまりを作り、ユッカの雌しべに能動的に押し込んで受粉させる。
本ガイドではユッカの送粉共生の主役として登場する。幼虫は発育中の種子の一部だけを食べ、植物を枯らすことはない。野外ではこのガが受粉を担うため、ユッカの種子が実る。
種子を食害する害虫ではなく、ユッカと利益を分け合う共生者である点が要点。基本的に1種のユッカに1種のユッカガが対応するほど専門化しており、日本には分布しないため人工授粉が必要となる。