★ウィステリア シネンシス(Wisteria sinensis)の特徴:
- 原産地:
- 成長した株の特徴:
- ウィステリア シネンシスは、マメ科フジ属に分類される、生命力旺盛な落葉ツル性木本です。その蔓は驚くほど長く成長し、最大で30メートルにも達することがあります。ツルは反時計回りに旋回しながら伸びる性質があり、他の植物や構造物にしっかりと巻き付いて体を固定します。葉は7~13個の小葉が集まる奇数羽状複葉で、シダ植物のような装飾的な印象を与えます。小葉は楕円形または披針形で、若い葉には柔らかな毛が生えています。
- 開花期は3月から5月にかけてで、枝先からは10~30cmにもなる総状花序がシャンデリアのように垂れ下がり、青紫色から青色、時には白色の可憐な蝶形花を咲かせます。その花からは、ライラックにも似た甘くフローラルな香りが漂い、周囲を優雅な雰囲気で満たします。花後には、長さ約5~10cmの豆果(莢果)を結び、成熟すると暗褐色になります。
- その美しい花姿と香りは、藤棚仕立てで豪華な景観を作り出すほか、立木仕立て、エスパリエ、盆栽など、様々な仕立て方で楽しむことができます。
- 別称:
- シナフジ(支那藤)、チャイニーズ ウィステリア(Chinese Wisteria)
- 育成の際の注意点:
- **毒性について:** ウィステリア シネンシスは全草に有毒なグルコシドを含有しているため、誤って摂取すると嘔吐、軽度または重度の胃腸炎、下痢などの中毒症状を引き起こす可能性があります。お子様やペットのいるご家庭では特にご注意ください。
- **播種について:**
- 当店では、以下の方法で発芽に成功しています。
- 播種前にベンレートとジベレリンの希釈液に3日ほど浸します。
- 赤玉土を使用し、覆土は1〜1.5cm程度にします。
- 土が乾燥しないよう腰水で管理し、温度は26℃前後を保ちます。
- 一番早いものでは10日で発芽を確認しており、通常は数週間〜数ヶ月で発芽します。
● 発芽率、品種名種小名に対する保証はございません。ショッピングガイドをご確認の上お買い求めください。