★エキノケレウス リジディッシマス(Echinocereus rigidissimus)の特徴:
- 原産地:メキシコ
- 成長した株の姿:
- 小型の柱状サボテンで、成長しても高さ約30cmほどとコンパクトな姿を保ちます。やや頭頂部が太くなった円筒形のフォルムが特徴で、ある程度の大きさに育つと、株元から愛らしい仔株を吹くこともあります。全身をびっしりと覆う細かいトゲは、非常に繊細で、触れてもザラザラとした感触があるだけで痛みを感じることはありません。基本種は、頭頂部付近が鮮やかな赤紫色に色づきますが、株全体のトゲは落ち着いた灰色がかった緑色をしています。また、人気の変種として「紫太陽」があり、こちらは株全体のトゲが鮮やかな赤〜美しい紫色に染まるのが特徴です。
- 育成の際の注意点:
- 置き場所:
- 年間を通して、日光がよく当たる場所で管理してください。自生地が遮蔽物のない砂漠地帯であるため、十分な日照が健全な成長には不可欠です。日光が不足すると、株が細長く徒長したり、トゲの色が薄くなることがあります。ただし、真夏の強烈な西日や、長期間の断水期間中に強い日差しに晒されると、株にダメージを与える可能性があるため、寒冷紗などで適度に遮光して管理することをおすすめします。
- 水やり:
- 春から秋にかけての気温が高い季節が成長期です。この期間は、用土が完全に乾いてから数日経って水やりを行い、潅水と乾燥のメリハリをつけるように心がけましょう。頻繁な水やりは、徒長や根腐れの原因となるため注意が必要です。寒さが厳しくなる秋から冬にかけては、断水気味に管理し、休眠中の冬に水やりをする場合は、天気の良い暖かい午前中にごく少量だけ与えるようにしてください。
- 肥料:
- 成長期に数回、ごく薄めた液肥を与えるのが効果的です。また、用土に十分に醗酵した有機質肥料や緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおくのも良い方法です。
- 適温:
- 断水管理を徹底すれば、かなりの寒さに耐えることができますが、厳冬期はより暖かい場所で管理する方が、安全に冬越しさせることができます。一方で、蒸し暑さにはやや弱い性質がありますので、夏場は風通しを良くするなど、涼しく過ごせるような工夫をしてあげましょう。

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