★ベゴニア マソニアーナ(Begonia masoniana)の特徴:
- 原産地:中国南部とベトナム北部
- 成長した株の特徴:根茎性の多年草で、草丈は最大0.5メートルほどになります。最大の魅力は、大きく非対称な形の、質感豊かな緑色の葉です。葉の表面には、赤みを帯びた細かい毛が密生し、中央には濃い茶褐色の模様がくっきりと入り、まるでドイツの鉄十字勲章を思わせるような独特の美しさを持っています。この模様から、「アイアンクロスベゴニア」という別名でも親しまれています。小さな白い花を、直立した円錐花序に咲かせますが、主にその美しい葉を観賞するために栽培されます。葉の表面には、小さな突起があり、短くしっかりとした毛で覆われているのが特徴です。
- 育成の際の注意点:霜に弱いので、温帯地域では、冬期は室内に取り込んだり、ガラス越しで管理するなど、霜の降りない環境を確保する必要があります。強い直射日光は葉焼けを起こすため、風通しの良い明るい日陰で育てるのが理想的です。過湿を嫌いますので、土の表面が乾いてから、たっぷりと水やりしましょう。また、アブラムシが発生することがありますので、見つけ次第、適切な薬剤で駆除するなど、対策が必要です。
- 育成のコツ:水はけと通気性の良い用土を使用しましょう。生育期の春から秋にかけては、10日に1回程度の割合で、薄めた液体肥料を与えると生育が促進されます。ただし、真夏の暑さで生育が衰えているようであれば、肥料は控えめにしましょう。葉挿しや株分けで簡単に増やすことができます。ベゴニアの中では比較的寒さに強い方ですが、寒風や霜にあたると株が傷んでしまうため、冬期は室内に取り込んで管理し、寒さから守ってあげましょう。

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