★ザントロエア ジョンソニー(Xanthorrhoea johnsonii)の特徴:
- 原産地:オーストラリア東部(クイーンズランド州からニューサウスウェールズ州北東部)
- 成長した株の特徴:最大5メートルもの高さに成長する壮大な低木です。太く、黒く染まった幹(古い株では特に顕著)の先端からは、細く長く、草のような葉が密集して房状に広がります。葉の長さは約1メートル、幅はわずか1~2.5mmと繊細です。秋から夏にかけては、高さ3メートル以上にもなるドラマチックな花穂を出し、無数の小さな白い花を咲かせます。花からは甘い蜜が漂い、鳥や昆虫たちを誘います。この幹は、何年もかけて古い葉の基部が積み重なり、自然の樹脂によって固められて形成されます。山火事の熱によって黒く炭化したような幹は、この植物の個性的な魅力の一つです。生育は非常に遅く、見ごたえのある姿になるまでには、数年から数十年もの歳月を要します。
- 育成の際の注意点:排水性が極めて高い土壌を好みます。過湿は根腐れの原因となるため、水はけの悪い用土を使用する場合は、高床式プランターを使用するなど、排水性を確保する工夫が必要です。また、霜に弱いので、冬期は霜の降りない場所で管理する必要があります。リン酸分の多い土壌は、生育を阻害する可能性があるため、避けるべきです。
- 育成のコツ:日当たりの良い場所〜半日陰で育てましょう。定着後は、土の表面が完全に乾いてから、たっぷりと水やりを行います。生育期には、緩効性肥料などを与えると、生育を促進する効果が期待できます。成長が非常に遅い植物ですので、根気強く、長期的な視点で育成に取り組むことが大切です。
● 発芽率、品種名種小名に対する保証はございません。ショッピングガイドをご確認の上お買い求めください。