★ストレリチア マンデラゴールド(Strelitzia mandela's gold)の特徴:
- 原産地:南アフリカ
- 成長した株の特徴:
- 地下茎から伸びる、大きく幅広の卵形をした灰緑色の葉が特徴的な常緑多年草です。長い葉柄が優雅な塊を形成します。
- 成熟すると高さ120~150cm、幅90~120cmにもなり、その堂々たる姿は空間に存在感を与えます。特に、灰緑色のバナナに似た葉は、約1.5mの高さまで伸び、トロピカルな雰囲気を演出します。
- 灰ピンク色のくちばし状の苞(仏炎苞)からは、鮮やかな黄金色と深みのある紫色の花が次々と顔を出し、まるで南国の鳥が頭に冠を戴いているかのような、エキゾチックで妖艶な美しさを放ちます。
- 個々の花は約1週間咲き続けますが、一つの苞から5~7個の花が順に開花するため、非常に長い期間にわたってその美しい姿を鑑賞することができます。
- 冬から春にかけて、長く丈夫な花茎の先端で葉の上に見事に咲き誇ります。それぞれの花は、3枚の透明感のある黄色の萼片と、3枚の濃い紫色の花弁から成り立ち、その色彩のコントラストは息をのむほどです。
- 蜜が豊富に含まれているため、庭に植えれば鳥やミツバチが訪れ、自然の生態系を豊かに彩ります。
- ストレリチア レジーナ(Strelitzia reginae)の希少な黄色品種であり、その中でも「レジーナ黄色種原種の最高峰」と称されるほどの逸品です。
- 育成の際の注意点:
- 霜に弱いため注意が必要です。
- 冬の最低気温が-7℃から1℃以下になる地域での屋外での常時栽培には適していません。寒冷地では鉢植えにして、冬は室内管理が必須です。
- 万が一凍結して葉が枯れてしまっても、根系が無事であれば18~24ヶ月という時間をかけてゆっくりと再生する生命力を持っています。
- 冬期は水やりを控えめにし、乾燥気味に管理しましょう。
- カイガラムシやコナダニなどの害虫が発生することがありますので、定期的な観察と早期の対策をおすすめします。
- 犬、猫、馬などのペットに対して有毒な成分を含んでいます。ペットのいるご家庭では、誤食しないよう管理場所にご配慮ください。
- 肉厚な根が非常にデリケートで損傷しやすいため、成熟した株の植え替えは頻繁に行わないようにしましょう。
- 幼い株は直射日光に弱く葉焼けを起こしやすい傾向があるため、半日陰で育てるのが無難です。
- 育成のコツ:
- 有機質を豊富に含んだ水はけの良い土を好みます。
- 日なた〜半日陰の場所で最もよく生育します。
- 生育期にはたっぷりと水を与え、毎月バランスの取れた液体肥料を与えます。
- 一度根付いてしまえば、乾燥にも比較的強く、長期間水やりができない状況でも耐えることができます。
- 株の美しさを保つために、咲き終わった古い花はこまめに切り落とすようにしましょう。
- 比較的栽培は容易で、ほとんどの土壌環境に適応し、健やかに育ちます。
- 理想的な育成環境は、日なたで、肥沃かつ水はけの良いローム質の土壌(pH約7.5)です。
- 夏の間、定期的にたっぷりと水を与え、初夏に十分な肥料を施すことで、株は健やかに、そして旺盛な成長を見せてくれます。
- 植え付けの際に、土に骨粉と十分に熟成した堆肥を混ぜ込むことで、生育を促進します。
- 種子から育て、成熟した開花株になるまでには、理想的な環境下で約3年、それ以外の場合は5~7年かかります。
- 若い株を定期的に植え替える事で成長を促すことができます。ただし、植え替えで根の発育が制限され成長が遅くなることもあります。
● 発芽率、品種名種小名に対する保証はございません。ショッピングガイドをご確認の上お買い求めください。