Chamaerops humilis
チャメロプス フミリス
発芽までに数ヶ月かかることがございます。
★チャメロプス フミリス(Chamaerops humilis)の特徴:
- 原産地:北アフリカ(モロッコ、アルジェリア、チュニジア)から南ヨーロッパ(スペイン、ポルトガル、イタリア、フランス南部、モナコ、マルタ、シチリア島、サルデーニャ島、コルシカ島、バレアレス諸島)にかけて広がる地中海沿岸地域。
- 成長した株の特徴:低木状のヤシで、複数の茎が株元から叢生する姿が特徴です。地下茎から新しい芽を出し、群生して大きくなります。掌状の葉は硬く、しっかりとした質感で、南国ムードを漂わせます。茎はゆっくりと成長し、密に集まって最終的には高さ2~5メートル、幹の直径20~25センチメートルに達します。葉の長さは最大1.5メートルにもなり、その葉を構成する小葉は50~80センチメートルと大きく、葉柄には鋭い棘があるので注意が必要です。花は茎の先端に密集した短い花序を出し、雌雄異株のため、雄株と雌株があります。果実は熟すと、明るい緑色から黄褐色へと色を変えます。葉の色は緑色または灰緑色で、微妙な個体差があります。
- 育成の際の注意点:一度根付くと乾燥に非常に強く、-12℃の耐寒性も持ち合わせていますが、暖かい夏の気候を好みます。寒風や強い霜にあたると葉が傷むため、冬期は暖かい場所に移動するなど、何らかの防寒対策を行うことが推奨されます。生育は非常に遅いため、すぐに大きくならないことを理解した上で育成に取り組む必要があります。また、過湿を嫌うため、水はけの良い土を選びましょう。
- 育成のコツ:日当たりの良い場所から半日陰まで、幅広い日照条件で育てることができます。水はけの良い砂質の土に植え付け、暖かい時期には定期的に水やりを行いましょう。乾燥した時期は水やりを控えめにします。生育期には、バランスのとれた肥料を与えて、健康的な生育を促しましょう。
● 発芽率、品種名種小名に対する保証はございません。ショッピングガイドをご確認の上お買い求めください。