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パキポディウムは、マダガスカル原産のキョウチクトウ科パキポディウム属に属する多肉植物です。
ユニークな形をした太い幹と、鮮やかな花を咲かせることから、観葉植物として人気を集めています。
近年では、その愛らしい見た目から「塊根植物界のアイドル」と呼ばれることも。
本記事では、そんなパキポディウムの魅力をたっぷりご紹介します。
初心者でも育てやすい種類から、希少価値の高いレア種まで、幅広く取り上げています。あなたにぴったりのパキポディウムを見つけて、ぜひ育ててみてください。
パキポディウムの特徴
パキポディウムは、南アフリカに自生している植物の総称で多肉植物の一種です。
厚みのある個性的な茎や葉が特徴的で、球形や円錐形をした様々な種類があります。
また、乾燥に強く力強い生命力と日光を好むため、育てやすい観葉植物として人気が高いです。
では、パキポディウムの特徴をより詳しく見ていきましょう。
太くてユニークな形の幹
パキポディウム最大の特徴は、なんといっても太くてユニークな形の幹です。
種類によって様々な形がありますが、代表的なものは、丸く膨らんだ「球形」、細長い「棒状」、複数の幹が枝分かれした「樹状」などがあります。
鮮やかな花
パキポディウムは、春から初夏にかけて、鮮やかな花を咲かせます。
花色は黄色、ピンク、赤など種類によって様々で、花弁が5枚とシンプルな形をしています。
葉が少ないパキポディウムにとって、花は貴重な彩りです。
育てやすい
パキポディウムは、多肉植物の中では比較的育てやすい植物です。
乾燥に強く、日当たりと風通しの良い場所を好むため、初心者でも管理しやすいのが魅力です。
水やりは控えめに、土が完全に乾いてから与えるようにしましょう。
パキポディウムの種類
・パキポディウム・ラメリー
幹が太く鋭い棘が特徴的で、パキポディウムの種類の中で比較的普通種。
・パキポディウムグラキリス
丸い幹が特徴的で、黄色の花を咲かせる。
・パキポディウム・エブレネウム
丸みのある幹とコンパクトなサイズ感が特徴的で、室内で育てやすい種類。春にアイボリーの花を咲かせる。
・パキポディウム・ホロンペンセ
太い幹が分岐した見た目が特徴的。春になると釣鐘型の黄色い花を咲かせる。
・パキポディウム・デンシフローラム
棘のある幹と枝分かれした見た目が特徴的で、パキポディウムの代表的な種類。屋内でも屋外でも育てやすいため、初めてパキポディウムを育てる方におすすめ。
・パキポディウム・サキュレンタム
成長すると幹がボール型に肥大することが特徴的で、春になるとピンクの花を咲かせる。寒さに強い。
・パキポディウム・カクチペス
細長いグリーンの葉が特徴的で、春になると黄色い花が咲く。室内で育てる場合、アブラムシが発生しやすいので要注意。
・パキポディウム・ウィンゾリー
太い幹が特徴的で、暖かい国を連想させる赤い花が咲く。パキポディウムの中でも希少な種類の一つ。
・パキポディウム・デンシカウレ
太い幹が特徴的で、黄色い花が1年中楽しめることが魅力的。水やりの頻度が少ないので、多肉植物の生育が初めての方におすすめ。
パキポディウムを種から育てる手順
パキポディウムには様々な種類がありますが、その中でも種から育てやすい種類をご紹介します。
おすすめのパキポディウムの種類は次の2種類です。
- パキポディウム・エブルネウム
- パキポディウム・デンシフローラム
では、2種類のパキポディウムの実生を詳しく解説します。
どちらも実生を行う際に日当たりが不安な場合は、LEDなどを活用しましょう。
パキポディウム・エブレネウム
まず、無菌の土と小粒の土を混ぜた水持ちの良いベースに種を撒きます。種まきは6月頃がベストなタイミングです。
次に、3〜7日で発芽した後は、水を貼った容器に鉢を浸して温度の上昇で生育を促します。
土が乾く前に水をあたえ、生育のスピードに合わせて3ヶ月に1回程度植え替えを行いましょう。
また、休眠期は丈夫なパキポディウム・エブルネウムを生育するために、屋外での管理がおすすめです。
パキポディウム・デンシフローラム
無菌の土と小粒の土を混ぜた水持ちの良いベースに種を撒きます。
直接日の当たらない場所に鉢を置いて、早くて種まきの翌日には発芽します。
次に、双葉が出始めたら日光がよく当たる明るい場所に置き、水を貼った容器に鉢を浸して温度の上昇で生育を促しましょう。
約2ヶ月程度で、幹が太く生育するので植え替えを行ってください。
また、植え替え後は日光と風のよく当たる場所に置くと、幹が太く丈夫なパキポディウム・フローラムが実生します。
パキポディウムの植え替えのタイミングと植え替え方法
パキポディウムは水やりの頻度が少ないですが、その分水捌けの良いベースを保つことが大切です。
また、根を整理して新しい根が伸びやすい環境を整える、新しいベースから栄養を補給する目的があるため、適当なタイミングで植え替えを行いましょう。
ここでは、パキポディウムの植え替えのタイミングと植え替え方法を詳しく解説します。
植え替えのタイミング
パキポディウムの植え替えは3〜5月の時期がベストなタイミングです。
気温が高くなる前に植え替えを行うことで、その後の気温上昇で生育を促すことができます。
また、休眠期間で機能を失った根を整理する目的でも、3〜5月はベストなタイミングです。
植え替えの方法
パキポディウムの植え替えを行う際には、ベースを乾燥させるために1週間前から水やりを控えましょう。
ただ、パキポディウムは寒さに弱い観葉植物なので、植え替えようとしたタイミングで平均気温より気温が低い場合は、植え替えを見送るのがおすすめです。
寒い時に無理に植え替えを行うと、最悪の場合パキポディウムが枯れてしまうリスクも…。
また、植え替えを行う際には植え替え前より一回り大きいサイズの鉢を用意しましょう。
必要以上に大きな鉢を用意した場合、水捌けが悪く根腐れの原因になるので要注意です。
パキポディウムの管理方法
パキポディウムは乾燥に強いため、多肉植物の中でも育てやすい種類として人気です。
ただ、パキポディウムの保管場所や水やりの方法によっては間延びしないだらしない姿に徒長する場合も…
そこで、ここでは、パキポディウムの保管方法を詳しく解説していきます。
ぜひ参考にして、上手にパキポディウムを育てましょう。
パキポディウムの保管場所
パキポディウムは光を求めて上に伸びながら生育します。
そのため、日光が当たる場所にパキポディウムを設置するのが最適です。
また、風通しの良い場所に設置すると、幹が太く成長しますよ。
パキポディウムは日光が当たる風通しの良い場所に設置しましょう。
水やりのタイミング
パキポディウムは乾燥に強い観葉植物なので、水を与えすぎると根腐れを起こしてしまいます。
また、冬場は葉が落ちる休眠期に入り、断水が必要です。
そのため、水やりは月に1〜2回程度で問題ありません。
水やりのタイミングよりも、温度が高く暖かい設置場所に置くことに配慮してください。
肥料の与え方
肥料を与えすぎると、茎が細くなるので注意しましょう。
月に1回程度肥料を与えるだけで問題ありません。
パキポディウムの越冬方
先述したように、パキポディウムは冬になると葉が落ちて休眠期に入ります。
この時期は水やりを月1〜2回程度に控えて、暖かい場所にパキポディウムを置いておくことが重要です。
徒長しないコツ
日光が当たらないことが原因で、日光を求めて上へ上へと間延びしてだらしない姿になることを「徒長」と言います。
次の5つのポイントに注意して徒長しないパキポディウムを育てましょう。
- 水のやりすぎ
- 設置場所の風通し
- 土の水はけ
- 日光不足
- 肥料過多
特に、水やりの頻度が高く日光不足なパキポディウムにたくさん肥料を与えると、徒長しがちです。
室内でパキポディウムを育てる際には、水・土・風の管理を徹底して、どうしても光の管理が難しい場合は観葉植物育成ライトを活用しましょう。
観葉植物育成ライトがあれば徒長せず立派なパキポディウムの生育をサポートしてくれますよ。
パキポディウムを育てる際の注意点
パキポディウムを育てる際には、日の当たる明るい場所や風通りのいい場所に置きましょう。
日当たりが良いほど元気で丈夫なパキポディウムが生育します。
このように、パキポディウムを育てる際の注意点を抑えておくことで、長くパキポディウムとの生活を楽しみましょう。
まとめ
ここまで、パキポディウムの特徴や育てる際のポイントを解説してきました。
乾燥に強く、生命力の強いパキポディウムは初めて多肉植物を育てる方におすすめです。
また、パキポディウムを元気に丈夫に育てるためには、生育環境や適当なタイミングで植え替えを行うことが非常に重要です。
ここまで解説してきた内容を参考に、パキポディウムの生育に挑戦してみてはいかがでしょうか。