★セイリギア フンベルティ(Seyrigia humbertii)の特徴:
- 原産地:マダガスカル
- 成長した株の特徴:雌雄異株のつる性植物で、若苗時はコンパクトな低木状ですが、成長すると長く伸びたつるでよじ登ったり、這い上がったりします。最大の特徴は、睾丸を思わせるユニークな小さな塊茎(直径最大8cm)と、白っぽいフェルトのような毛で覆われた、魅力的なつるです。この塊茎は、乾燥した時期の水分貯蔵器官として機能しています。茎は細く、つる状で円筒形、直立性で枝分かれは少なく、やや4稜形で赤みを帯びた多肉質の茎は、3~4メートル(場合によってはそれ以上)にも伸び、灰白色の細かい毛で覆われています。節間は6~8cmです。葉は3裂し、非常に小さく(約3mm)、通常は目立ちません(栽培下では残る場合があります)。花は小さく、オレンジ色からピンクがかった褐色で、控えめな印象です。果実は小さなオレンジ色から赤色の長楕円形で、裂開しません。
- 育成の際の注意点:過湿に非常に弱いため、水やりは控えめに行い、土が完全に乾いてから与えるようにしましょう。冬期は断水気味に管理します。高温多湿の環境は苦手です。直射日光を好みますが、真夏の強い日差しは避けて、明るい日陰で管理するのが理想的です。寒さにも弱いため、冬は最低気温10~15℃を確保しましょう。
- 育成のコツ:風通しの良い、明るい場所で育てましょう。水はけの良い土を用い、深めの鉢に植えるのがおすすめです。生育期である春と秋には、カリウムを多く含むサボテン・多肉植物用の肥料を与えると良いでしょう。成長は遅いので、根気強く、じっくりと育成を楽しみましょう。
● 発芽率、品種名種小名に対する保証はございません。ショッピングガイドをご確認の上お買い求めください。