★ラパゲリア ロゼア(Lapageria rosea)の特徴:
- 原産地:チリ
- 成長した株の特徴: ラパゲリア ロゼアは、チリの豊かな森深く、他の植物に絡みつきながら、時に10メートル以上もの高さにまで伸びる常緑のつる性植物です。互生する葉は、濃い緑色の革質で、披針形。長さ6~10cmの葉には、3~7本の美しい平行脈がくっきりと浮かび上がります。つるが巻き付く方向は、南半球では反時計回り、北半球では時計回りという、地球の自転を感じさせるユニークな性質を持っています。晩夏から秋にかけて、最も見事なのは、厚くワックス質に覆われたラッパ状の花々です。一般的には鮮やかな赤色に白い斑点が入るものが多く、6枚の花被片が織りなす優美な姿は、1~3個が下向きに咲き誇ります。原生地ではハチドリがその蜜を求めて訪れ、受粉を助けますが、マルハナバチなどの昆虫もその役割を担います。花の後には細長い液果をつけ、硬い皮の中にはトマトの種子ほどの小さな種子が多数収められています。これらの種子は、食用となる肉質の仮種皮に包まれています。
- 育成の際の注意点:
- 日当たりと用土: 直射日光を避けた、明るい日陰や半日陰の場所を好みます。用土は、水はけが良く、酸性〜中性のものが適しています。
- 耐寒性: 比較的耐寒性があり、約-5℃までの低温に耐えることができます。そのため、温暖な地域であれば、屋外での栽培も楽しめます。
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