※保管の都合上、表面にバーミキュライトが付着しております。
★ヨハネステイスマニア アルティフロンズ(Johannesteijsmannia altifrons)の特徴:
- 原産地:タイ、マレー半島、スマトラ、ボルネオを含む東南アジアに広く自生
- 成長した株の特徴: 東南アジアの熱帯雨林にひっそりと息づくヨハネステイスマニア アルティフロンズは、その圧倒的な存在感で見る者を魅了する、幹を持たないユニークなヤシです。地下茎を伸ばし、その直径は最大15cmにも達します。地中から直接、20~30枚もの巨大で直立した葉が密な冠を形成し、その姿はまるで自然が作り出した芸術品のようです。一枚の葉は長さ最大6m、幅1.8mにもなり、非常に革質で重厚な質感を持っています。特徴的なひし形の葉は、両側に20以上の美しいプリーツ状のひだを持ち、縁は鋸歯状になっており、その壮麗な姿はまさに「森の王冠」と呼ぶにふさわしいでしょう。葉柄は最大2.5mにも伸び、小さな棘がアクセントになっています。花は小さく、クリーム色で、つぼみの時は尖った形をしています。長さ4~5mmの可憐な花弁は肉厚でクリーミーホワイト、どこかサワーミルクを思わせる独特の香りを放ちます。そして、直径4~5cmの丸い木質の果実が実り、高さ約1cmの多数のコルク状の突起で覆われたその姿は、まるで異世界の宝物のようです。成長速度はゆっくり〜中程度で、時間をかけてじっくりと、その雄大な姿を完成させていきます。
- 育成の際の注意点:
- 用土と水やり: 水はけの良い、中性から弱酸性の有機質に富んだ土壌を好みます。乾燥には非常に弱いため、根を常に湿らせておくことが重要ですが、過湿は根腐れの原因となるため注意が必要です。土が乾ききる前に水を与え、鉢底から水がしっかりと抜けるように水はけを確保してください。
- 日当たりと風: 直射日光には弱く、特に乾燥した気候では半日陰から日陰の場所が最適です。若い株はデリケートなため、強い日差しから保護し、木の下や日陰棚の下など、明るく拡散した光が当たる場所を選びましょう。風にも弱く、乾燥した冷たい風から保護し、高い空中湿度を保つことが健全な育成の鍵となります。
- 耐寒性: 熱帯および亜熱帯気候で最もよく育ちますが、短時間であれば-4℃までの低温に耐えることができます。しかし、安全な栽培のためには5℃を下回らないように管理し、根系は寒さに非常に敏感なため、凍結するような低温時には厳重な保護が必要です。寒い地域では、鉢植えで室内で育てましょう。
- 播種: 約3ヶ月で発芽します。播種前に種子をぬるま湯に1日浸し、日中35℃、夜間25℃程度の明るい場所に蒔くと、発芽率が高まります。
- 別称:
- ジョーイパーム (Joey palm)
- ダイヤモンドジョーイ (Diamond Joey)
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