「パキポディウム」の商品一覧

パキポディウムはマダガスカル原産の根塊植物です。
キョウチクトウ科に分類されます。ほとんどの品種で成長が遅く、大きな株にするには長い年月を必要とします。それゆえ成長した株は高額で取引されています。基本的に雌雄同体で自家受粉により採種することが可能です。

Pachypodium(パキポディウム)属|総合FAQを開く
1)どんな植物?(特徴と生態)
アフリカ南部〜マダガスカル原産の塊根(コーデックス)多肉。太い幹・棘・ロゼット状の葉が特徴で、季節で落葉~発芽・展葉を繰り返します。
2)適した環境(光・風・温度)は?
強い光と風通しを好みます。成長期は日当たり良好、風通し◎。温度は昼25〜32℃/夜18〜22℃が目安。直射は段階的に順化します。
3)耐寒性と冬越しは?
多くの種で最低5〜10℃を確保。寒風・霜・低温時の過湿を避けます。落葉休眠中は断水〜極控えめの潅水が基本です。
4)用土配合の目安は?
砂礫質で排水・通気の良いミックス(例:硬質赤玉小粒+軽石細粒+川砂/パーライト)。有機分は少量に抑え、鉢は水抜けの良いものを。
5)水やりの基本(成長期・休眠期)
成長期(春〜夏)は“乾湿メリハリ”。用土が乾ききる前に十分量、受け皿に水は溜めない。休眠期(秋〜冬)は断水〜控えめで塊根を守ります。
6)肥料は必要?いつ・どれくらい?
生育が安定してから薄い液肥(月1〜2回)または緩効性を少量。入れすぎは徒長・根傷みの原因。休眠期は与えません。
7)播種の時期と温度・光の目安
播種は春〜初夏が扱いやすいです。昼25〜30℃/夜18〜22℃・明るい半日陰〜散光。腰水やドームで初期湿度を保ち、発芽後は徐々に換気・増光。
8)発芽までの日数とコツ
条件が合えば7〜21日が目安。用土を清潔に、覆土は極薄〜2mm程度。低温・過湿・暗すぎは遅延やカビの原因になります。
9)実生後の光量・順化(葉焼け防止)
発芽直後は散光。本葉展開に合わせて段階的に光量アップ。真夏の直射は遮光20〜40%を目安に調整します。
10)植え替え(鉢増し)のタイミング
根詰まり・排水不良・生育停滞を感じたら。時期は気温が上向く春〜初夏が安全。ひと回り大きい鉢に、傷んだ根を整理して植え付けます。
11)病害虫と予防(よくあるトラブル)
コナカイガラムシ・ハダニ等の吸汁害虫、低温多湿による根腐れ・幹腐れに注意。清潔な用土・風通し・乾湿のメリハリが最大の予防策です。
12)剪定・傷口処理・樹液への配慮
切り戻しや挿し木は清潔な刃物で。切り口は十分乾かしてから用土へ。樹液は皮膚刺激の可能性があるため手袋・保護具を使用します。
13)自根株と接ぎ木株の違い
自根は見た目が自然で長期的に安定。接ぎ木は成長が早く管理が容易な反面、見た目や接ぎ部の弱点が出る場合があります。好みと目的で選択。
14)開花・種子採取と受粉のポイント
種・個体差で開花条件は異なります。人工受粉には開花タイミングの合わせ込みが必要。自家不和合性を示す例もあるため複数株が有利です。
15)種子の保存方法(購入後の扱い)
乾燥剤とともに気密容器で低湿・低温・遮光(例:冷蔵1〜5℃)。開封後は結露を避け、できるだけ早めに播種すると良好な結果が得られます。

※本FAQはパキポディウム属全般の指針です。種・個体・栽培環境によって最適条件は変わります。

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