2025/09/16 3枚目の写真は播種後6日目の様子です。9割ほど発芽が確認できております。
★パキポディウム サンデルシー(Pachypodium saundersii)の特徴:
- 原産地:南アフリカ、スワジランド、ジンバブエ
- 成長した株の特徴:
- パキポディウム サンデルシーは、どっしりとした太い柱状の幹と、細かく分岐し、鋭いトゲをまとった枝が、その堂々たる姿を特徴づけます。和名「白馬城」が示す通り、その表皮は雪のように真っ白で、見る者を魅了します。成熟した株は、高さ1.5m、幹の直径60cmにも達することがあり、その存在感は圧巻です。長いトゲを宿した枝からは、光沢を帯び、わずかにカールした可愛らしい小さな葉が展開します。夏の終わりには、純白の美しい花を惜しみなく咲かせます。中には、ほんのりとピンクがかった色合いを見せる珍しい個体も存在します。
- 育成の際の注意点:
- 自生地では冬に気温が0℃近くまで下がることもあり、マダガスカル原産のパキポディウムと比較して、非常に高い耐寒性を持つのが特徴です。しかし、日本の気候は自生地とは異なるため、屋外での越冬は推奨いたしません。
- 基本的に暖かい環境を好みますが、最低気温5℃を確保できれば、問題なく越冬させることが可能です。ただし、まだ体力のない小さな株は、より暖かな環境での越冬をおすすめします。
- 無加温で越冬させる際は、休眠中も可能な限り日光に当て、日中に鉢内と植物自体の温度を上げることで、耐寒性を高めることができます。
- 秋になり涼しさを感じ始めたら、徐々に水やりの回数と量を減らしてください。本格的な寒さが訪れる頃から春までは、完全に断水しましょう。
- 春を迎え新芽が展開し始めたら、急に多量の水を与えるのではなく、少しずつ水やりの回数と量を増やしください。
- 和名:白馬城
★パキポディウム播種について:
- よく水を含んだ土の上に播種してください。
- 赤玉土や市販の種まき用土がおすすめです。
- 基本的に覆土は不要ですが、種子の乾燥を防ぐため、ごく薄く覆土するか、腰水管理を検討されると良いでしょう。
- パキポディウムの種子はカビが発生しやすい性質がありますので、ダコニールやベンレートなどの殺菌剤を希釈した液で腰水を行うか、用土にパーライトや軽石などを混ぜて通気性を高めるなど、適切なカビ対策を講じることを強くおすすめいたします。
- 発芽に最適な温度は、25℃から35℃の範囲です。
- 通常、播種から発芽までの期間は3日から12日ほどです。

● 発芽率、品種名種小名に対する保証はございません。ショッピングガイドをご確認の上お買い求めください。